15 PathFinder: Designing a Map-less Navigation System for Blind People in Unfamiliar Buildings
栗林 雅希(早大),石原 辰也(日本IBM),佐藤 大介(カーネギーメロン大),Jayakorn Vongkulbhisal(日本IBM),Ram Karnik(カーネギーメロン大),粥川 青汰(早大),髙木 啓伸(日本IBM),森島 繁生(早大),浅川 智恵子(日本IBM・カーネギーメロン大)
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論文:
要旨:
案内ロボットは視覚障害者の移動支援技術として有効であるが,事前に地図を準備する手間がかかる.本研究では,事前に地図を必要とせず,途中の交差点の形状や看板に書いてある文字を読み上げることで視覚障害者が建物内を移動することを支援する案内ロボットを提案する.ユーザの主観評価から,提案手法を使うことで,自信を持って不慣れな建物で目的地まで行くことが出来ることが示された.
国際学会・国際論文誌名:
CHI2023
スライド:
本日発表資料PDF(日本語)
English Presentation PDF(Used for CHI presentation)
参加者メモ・コメント:
共著者陣が強力すぎる…!
PathFinder(パスファインダ)、かなりジェネラルなネーミングですねnishiyama.icon
RouteNavigator, RouteFinderなどいろいろありましたが、これに落ち着きましたw僕がapexやっていた影響もあります。
駅構内でよく迷うのですごく使いたいです.Shogo Sekiguchi.icon
確かに,視覚障碍者だけでなくても,道に迷いがちな人にも役立つかもしれないですねYusuke Ashizawa.icon
必ず看板があるとは限らないので、「コーヒーショップらしい風景」「モールっぽい風景」とかを認識して通知するのはできないかな?(画像説明AIとか使って)
栗林:できます。今はGPT4vがあるのでそれがかなり強力なツールになるのかなと思います。当時はgpt4vほど精度が高いものはなかったのですし、「コンピュータが検出できるもの」でlandmarkを絞ったので、
地図あり案内 vs 地図なし案内という対立は、クローズドQA vs オープンQAと相似関係にありますねnishiyama.icon
閉じてるドアとかはどう処理するのだろう
栗林:地図ありならロボットが「前方のドアを開けてください」といいます。地図なしロボットにはその機能はまだ実装してないですが、ドア検出ができれば良いと思います。ただ、全てをロボットでやらせよう(例えば:ドアの開け閉め、階段の上下)という思想ではなくて、人間が横にいるので、その人をうまく使って共存できるものを目指してます。
質疑応答:
Participatory design, コミュニティの中で重要視されている一方で、なかなかいい教科書やガイドラインを見つけられていないなと感じているんですが、取り込むにあたって参考になった資料などあれば知りたいです hiromu.icon
栗林:当時、悔しさから様々な文献を読みましたが、僕もまだ見つけられてない、というのが回答です。プロトタイプシステムを作成するために、何が研究者でわかっていないかを明確にすることが大事かなと思います。アクセシビリティ研究でも様々なparticipatiry designがされてますが、人によってそれぞれなので、明確な答えがないです、、、この点はぜひ議論したいです!